支付宝のセットアップ 〜アクティベーション

アクティベーションまでの手順

電話番号の登録

アプリを最初に起動した時には電話番号の登録を求められます。日本のSIMが入っているスマートフォンで起動した場合には、自動的にSIMの電話番号が読み込まれ、日本の電話番号が表示されます。登録は日本の電話番号でも構いませんが、日本の番号で登録した場合は中国大陸の銀行口座が無ければアクティベート出来ません。ここでは銀行口座が無い場合のアクティベーションの例とするため、中国大陸の電話番号で登録してみます。なお、支付宝のアカウント名はここで登録した電話番号になります。

日本の電話番号で登録した場合は81-90xxxxzzzzのようなアカウント名になります。

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験証番号の受信

電話番号を登録すると験証番号がSMSで届きます。登録した電話番号のSIMがセットされている端末で設定しているのであれば、自動的に受信したSMSの験証番号を読み込み次のステップに進みます。もし登録した電話番号のSIMが別の端末にセットされていればそちらでSMSを受信して手動で験証番号を入力して下さい。

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ログインパスワードの設定

アカウントにログインするパスワードを設定します。くれぐれも忘れないように。忘れるくらいなら紙にメモしておいた方がマシです。支払いの際の暗証番号はまた別途設定しますのでこれとは別になります。

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これだけで最低限のセットアップは終了です。

送金を受け取ってみましょう。

QRコードによる請求(Collect/收钱)

一番上の青いメニューの左から三番目、Collectをタップします。中国語のメニューにしている場合には收钱です。

金額を指定しない場合には送金側が金額を指定しますが、受け取る側で金額を指定することも出来ます。 

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金額を指定した送金請求

1元と指定して請求してみます。金額を指定して請求した場合には送金側は金額を変更することは出来ません。

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送金の受領

送金側がQRコードをスキャンして送金を実行すると即座にウォレットに着金します。支付宝は着金した際に金額をボイスで読み上げてくれる機能が実装されています。(お店に掲示してあるQRコードをこっそり貼り替えて自分の口座に送金されるという手法の詐欺事件があったための機能と思われます)

ウォレット残高の確認

ウォレット残高を見てみると残高1元となっています。

ここまでの手順で、誰かに現金を渡して相当分の金額を送金してもらいウォレットにチャージする、というところまでが実現します。

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支払いパスワードの設定

このウォレット残高は支払いに使えるのですが、その前に支払いパスワード(暗証番号)を設定する必要があります。支払いパスワードをを忘れると使い物にならなくなるので、これも忘れるくらいならメモしておいた方がマシです。これは支払いの際に毎回入力しなければならないので、日常的に使っていれば忘れることはあまり無いのですが、中国へ行った際にしか使わないような場合にはいざ使おうとすると思い出せないという事例をいくつも見てきました。支払いパスワードの紛失にはくれぐれもご注意下さい。

初めてこちらから送金する際、またはQRコードで支払いをしようとすると、支払いパスワードの設定を求められます。

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iPhoneや一部のAndroid機では、支払パスワードの代わりに指紋認証が使えます。普段指紋認証で支払いしているとやはり支払パスワードを忘れる恐れがありますので気をつけて下さい。

 

ここまでは銀行口座またはパスポートによる認証無しで、中国の携帯電話番号による認証のみで利用出来るようになります。しかしこちらがお店のQRコードをスキャンして支払う場合と、個人間の送金支払いには使えません。なので実用的に使うためには銀行口座の登録またはパスポートによる認証を行うべきでしょう。

 

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